トップページ > 密教法具 > その他
日本が誇る金工芸品
47157-密教法具「種子華鬘 地蔵菩薩」
(しゅじけまん)
華鬘(けまん)とは、花の輪をかたちどった飾り物のことで、寺院のお堂の中を飾るものです。古いものだと、鎌倉中期(寛元)時代に作られた、本作と同様な作品を見ることが出来ます。
本作は、蓮唐草を背景に、蓮台上の月輪に地蔵菩薩の種子をのせ、中央部分には総角(揚巻結び)、宝塔によって装飾されています。
上部中央には、仏殿の長押や梁にかけるための吊金具がつけられています。
本作は、全体的に高度な工芸技術によって装飾が施されています。日本の金工芸品を代表するオススメの逸品です。
■サイズ:横幅110mm x 縦105mm
■仕上げ:銅造鍍金、彫金仕上げ
※この密教法具は限定1点ものです。ご注文の前に、必ず在庫確認の問合せをお願いいたします。
この密教法具はすべて手作りで作られているため、実際の商品とデザイン・色合い等が若干異なる場合がございます。あらかじめ、ご了承ください。
解説:華鬘(けまん)
■華鬘(けまん)というのは、花の輪をかたちどった飾り物のことで、寺院のお堂の中を飾るものです。元々は、古代インドなどで花を糸で連ねて輪に結んだアクセサリーのことでした。それが、仏教に取り入れられて、仏さまを飾る仏具(ぶつぐ)となり、永久性を保つために花以外の様々なもの(糸・牛皮・金銅・木)で作られるようになったといわれています。
■華鬘(けまん)には団扇形と花輪形の二種類の形が主流とされます。団扇形は文字通り、うちわ形の上部に釣環、下部に総金具、鈴、瓔珞などを付け、板の表に迦陵頻伽文、蓮華文、宝相華唐草文などを、金銅板製では透彫りで、木版や牛皮製などでは彩色で描いたものが多とされています。花輪形は、当初の生花を連ねた伝統が形式に残され、いずれも中央に結び紐状の装飾を残すのが一般的とされています。
※密教法具:商品一覧 |