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日本が誇る金工芸品
47155-密教法具「種子華鬘 大日如来」
(しゅじけまん)
華鬘(けまん)とは、花の輪をかたちどった飾り物のことで、寺院のお堂の中を飾るものです。古いものだと、平安時代に作られた、本作と同様な作品を見ることが出来ます。
本作は、下向きの蓮華を指し重ねてレイのような花輪形の華鬘です。この花輪形の華鬘は、古代インドにおける生花で作った花輪に起源をもつと言われる華鬘本来の姿に近いものとなっています。
上部中央には、仏殿の長押や梁にかけるための吊金具がつけられています。花輪の内側には、蓮華座にのり、火焔付きの舟形光背を背負った金剛界大日如来の種子が置かれています。
本作は、全体的に大振りながらも重厚さがあり、装飾性に富んでいます。日本の金工芸品を代表するオススメの逸品です。
■サイズ:横幅110mm x 縦95mm
■仕上げ:銅造鍍金、彫金仕上げ
※この密教法具は限定1点ものです。ご注文の前に、必ず在庫確認の問合せをお願いいたします。
この密教法具は、すべて手作りで作られているため、実際の商品とデザイン・色合い等が若干異なる場合がございます。あらかじめ、ご了承ください。
解説:華鬘(けまん)
■華鬘(けまん)というのは、花の輪をかたちどった飾り物のことで、寺院のお堂の中を飾るものです。元々は、古代インドなどで花を糸で連ねて輪に結んだアクセサリーのことでした。それが、仏教に取り入れられて、仏さまを飾る仏具(ぶつぐ)となり、永久性を保つために花以外の様々なもの(糸・牛皮・金銅・木)で作られるようになったといわれています。
■華鬘(けまん)には団扇形と花輪形の二種類の形が主流とされます。団扇形は文字通り、うちわ形の上部に釣環、下部に総金具、鈴、瓔珞などを付け、板の表に迦陵頻伽文、蓮華文、宝相華唐草文などを、金銅板製では透彫りで、木版や牛皮製などでは彩色で描いたものが多とされています。花輪形は、当初の生花を連ねた伝統が形式に残され、いずれも中央に結び紐状の装飾を残すのが一般的とされています。
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