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日本の仏教文化のルーツ?
47188-ガンダーラ仏「獅子狩文様円盤」
円盤の原型をとどめた、保存状態のよいガンダーラ仏「獅子狩文様円盤」です。
獅子狩文様とは、ササン朝ペルシャ時代に流行した文様で、狩人が飛びかかろうとする獅子を射ようとする活動的な文様で、いわゆる狩猟文様と称される図形です。
この文様は、ギリシャ→ガンダーラ→シルクロード→中国などを経由して、日本でも仏教文化が始まった飛鳥時代のころに伝わりました。
日本で最も有名なのは、法隆寺に伝わる「獅子狩文様錦(ししかりもんようきん)」でしょう。また、みなさんご存知の唐草文様(からくさもんよう)も、同時代に西方から伝来したものなんですよ。
このように、当時の日本の仏教文化は国際色豊かで、西方の文化を巧みに取り入れながら、日本独自の仏教文化を構築していったんですね・・・
本作を目の前にし、日本の仏教文化のルーツに思いを馳せてみるのも、よろしいのではないでしょうか?
■サイズ:縦80mm x 横80mm x 厚さ5mm
■材質:青銅
■制作年代:2〜4世紀(推定)
税込価格:¥1,080,000
(本体価格:¥1,000,000)
※この仏像は限定1点ものです。ご注文の前に、必ず在庫確認の問合せをお願いいたします。
現物と写真によっては、仏像のデザイン・色合い等が若干異なる場合もございます。あらかじめご了承ください。
解説:ガンダーラ仏
■ガンダーラは、現在のアフガニスタンの北部にあり、古代の交通の要衝にあたります。紀元前四世紀のアレキサンダー大王の東方遠征以来、ギリシア文化やインド文化など、東西文明の交流がさかんな土地となりました。
■もともと仏教徒は偶像崇拝をせず、仏像を作らなかったのですが、ガンダーラにて、神像を作るギリシア人に影響を受け、歴史上初めて仏像が作られたといわれています。そのため、ガンダーラの仏像は、ミロのヴィーナスを代表とするような西洋彫刻的な、顔の彫りが深く、髪型もギリシア風の巻き毛な姿をしているものが多いのです。
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