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天空を翔ける神鳥
46965-仏教仏像「ガルダ(迦楼羅・金翅鳥)」
「ガルダ」は、古代インド神話の神鳥で、ヴィシュヌ神の乗り物でもあります。インド神話では、「ナーガ(蛇・竜)」族が地を支配したのに対し、「ガルダ」族は天を支配したとされ、両者は敵対関係にあったとされています。
仏教に取り入れられた「ガルダ」は、日本では「迦楼羅(かるら)」や「金翅鳥(こんしちょう)」などと呼ばれ、八部衆や二十八部衆の一員として仏法守護の役目を司っています。
本作はご覧の通り、胴体が人間で頭部が鷲という、たいへんインパクトのあるお姿です。大きな嘴(くちばし)を持ち眼光も鋭く、立派な羽を大きく広げながら胸を張り、堂々とした態度で宿敵であるナーガ(蛇・竜)神を踏みつけています。
非常に凝った造形となっており、どの側面から眺めても非常にバランス良く、羽には彫金ならではの細かい仕上げが施されており、鳥類の王にふさわしい見事な作りとなっております。仏像の持つ妖艶さを一層引き出すことができました。
独特で妖艶な雰囲気を持つこの仏像は、他の作品にはない、何か特別なパワーを貴方に感じさせてくれることでしょう。
この仏像を身近におき、空の王の気高い誇りを、己がものとされてはいかがでしょうか…
■サイズ:高さ180mm x 幅160mm x 奥行80mm
■材質、仕上げ:銅造、彫金仕上げ
※この仏像は限定1点ものです。ご注文の前に、必ず在庫確認の問合せをお願いいたします。
解説:ガルダ(迦楼羅・金翅鳥)
■「ガルダ」は、古代インド神話の神鳥で、ヴィシュヌ神の乗り物でもあります。インド神話では、「ナーガ(蛇・竜)」族が地を支配したのに対し、「ガルダ」族は天を支配したとされ、両者は敵対関係にあったとされています。
■仏教に取り入れられた「ガルダ」は、日本では「迦楼羅(かるら)」や「金翅鳥(こんしちょう)」などと呼ばれ、八部衆や二十八部衆の一員として仏法守護の役目を司っています。ちなみに、不動明王の背後に燃え盛る炎は「迦楼羅炎(かるらえん)」と呼ばれ、ガルダの吐く炎であるとされています。
■「ガルダ」は、東南アジア文化圏では非常に人気が高く、国を象徴する文化的モチーフとされることが多いです。例えば、インドネシアやタイ王国では、国威の象徴とされる国章に用いられたり、日本でも有名なインドネシアの国営航空会社は「ガルーダ・インドネシア航空」です。もちろん、インドネシアとタイ王国では紙幣にも印刷されています。
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