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未来に天から降臨し、理想の世界を表す
46863-仏教仏像「弥勒菩薩(弥勒仏)」
日本では古くから弥勒信仰が盛んで、真言宗の開祖である弘法大師が弥勒信仰であったことでもよく知られています。日本で多く見られる弥勒菩薩像の代表的な形態は「半跏思惟像(はんかしいぞう)」ですが、本作はそれとは異なります。
本作は、インド・チベット・ネパール地域においては「マイトレーヤ」の名で親しまれている弥勒菩薩(弥勒仏)像です。チベットの高名な仏師による懇親の作品です。非常に細かい模様が施された袈裟を纏い、頭上の宝冠や耳飾りには貴石がはめ込まれるなど、たいへん豪華な造りになっています。
まるで未来の天から我々が存在する現世を見守ってくださっているかのような安らかなお顔…まさに弥勒菩薩が「慈しみから生まれたもの」を意味する慈氏菩薩とも呼ばれる由縁です。
本作を前に正対し弥勒の真言を唱えれば、あなたも理想の世界に生まれ変わり、弥勒出現に出会えるかもしれません…
■サイズ:高さ245mm x 幅80mm x 奥行65mm
■材質、仕上げ:銅造、彫金・象嵌仕上げ
■作者:シディラージ・シャキャ
税込価格:¥324,000
(本体価格:¥300,000)
- 販売終了いたしました -
解説:弥勒菩薩(弥勒仏)
■弥勒菩薩は、釈迦在世の頃、南天竺バラモンの名家に生まれました。釈迦の教えを受け、「おまえは、私亡きあと56億7000万年後に、この世界の華林園(かりんえん)の龍華樹(りゅうげじゅ)の下で悟りを得て仏となり、世の人々を救うであろう」と予言されました。弥勒は、はるか上空の兜率天(とそつてん)に上がり、そこで修行し、釈迦涅槃後の56億7000万年後に兜率天から降下してこの世に生まれ、人々を救済するといわれています。
■弥勒は、生まれ変わったら仏になれる菩薩ということで、一生補処(いっしょうほしょ)の菩薩と呼ばれています。また、遠い未来とはいえ、必ず仏になることが約束されていることから、「未来仏」や「弥勒仏」とも呼ばれています。
■真言密教の開祖である弘法大師は、弥勒信仰で知られ、入定(にゅうじょう)に際して、「必ず兜率天に生まれ、56億7000万年後に、弥勒とともに下生する」と遺告(ゆいごう)したそうです。
■弥勒菩薩像の代表的な形態は、半跏思惟像(はんかしいぞう)といい、片足を台座より下げ、もう一方の足はひざを曲げて片方の股に足の甲をのせ、肘をその膝につき、その手を頬にあて思索にふける姿を現しています。
■弥勒のご利益は、真言を唱えると、自分の理想の世界に生まれることが出来るとされています。ちなみに、弥勒の降臨した世を各宗派が説いていますが、どれもすばらしい世界であるとされています。
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