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実在した仏教の創始者『仏陀(ブッダ)』
46751-仏教仏像「鳥を抱く釈迦」
仏教の創始者であり、それを教え広めたお釈迦様。悟りをひらき、すべてを見通すかのような微笑みは、見る人を安らぎの境地に導きます。
釈迦の生涯を物語る説話に「樹下観耕(じゅかかんこう)」のお話というのがあります。
ある時、王子(釈迦)は木の下で瞑想にふけってるとき、目の前で額に汗して働く農夫と、鍬(スキ)を引く牛の苦しそうな姿を見ました。すると、耕された土の中からはい出した虫が、鳥に捕って食べられてしまいました。そしてさらに、その鳥が大きな鷲(ワシ)に追われ、最後は捕まって食べられてしまいました。その光景を見ていた若き王子(釈迦)は、死というものがあまりにもあっけなく訪れるものであることを思い知り、生類のこうした厳しく哀れな生と死の現実を知って、深く苦悩したといわれています。
本作は、数多くある釈迦如来の仏像の中でも非常に珍しい鳥を抱いたお釈迦さまです。そっとやさしく鳥に手を差し伸べる若き王子(釈迦)の姿…その慈悲に満ちた表情には、現世に生きる私達の心にいつまでも安心感とやすらぎを与えてくれるような、何ともいえないものが感じられます。
お釈迦様が何を想い、何を悟ったのか…対面し、問いかけ、考えてみてみましょう。
■サイズ:高さ165mm x 幅160mm x 奥行き180mm
■材質、仕上げ:銅造、彫金仕上げ
税込価格:¥129,600
(本体価格:¥120,000)
- 販売終了いたしました -
解説:釈迦如来(ブッダ)
■仏教の創始者である釈迦は、梵名を「ゴータマ・シッダールタ」といい、実在した歴史的仏陀であるとともに、久遠常住の仏として「法華経」をはじめとする多くの経典の教主でもあります。慈悲と智慧の二徳を備え、文殊菩薩、普賢菩薩を脇侍とします。
■実は釈迦とは、インドの種族名であって、紀元前556年頃、釈迦族の王子として誕生したといわれています。
■釈迦は文武に人並み優れた才能をもち、何ひとつ不自由のない生活をしていましたが、衆生の貧しい生活や世の無常を深く憂い、王位も妻子も捨てて出家しました。
数年にわたり入山修行し、断食などの苦行も行いましたが、こうした修行は決して悟りをもたらすものではないと知り、尼連禅河(にれんぜんが)で身を清め、菩提樹の下で瞑想し、まさに日が昇ろうとする暁に、ついに悟りをひらきました。この後、入滅するまで衆生のために説法し続けたといわれています。
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