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限界まで苦行を極め・・・
45071-仏教仏像「釈迦苦行像」
仏教の創始者であり、それを教え広めたお釈迦様。
本作は、一流の仏師による銅造彫金仕上げの釈迦苦行像です。悟りを開くという強い意志のもと、死にギリギリまで近づき、断食で皮と骨だけになるほどの厳しい修行に明け暮れる・・・そんなお釈迦さまの仏像です。苦しい表情の中にも、うっすらと垣間見える微笑みが、見る人を安らぎの境地に導きます。
「造るのもまた苦行」と思わせる程の造形作品に仕上がっております。ひとりの仏師が誠心誠意、真心と精魂を込めてこの世に出現させました。まさしく渾身の仏像なのです。
世界にひとつの造形美、まさしく一期一会・・・この機会をどうぞお見逃しなく!
■サイズ:高さ320mm x 幅175mm x 奥行き130mm
■材質、仕上げ:銅造、彫金仕上げ
税込価格:¥302,400
(本体価格:¥280,000)
- 販売終了いたしました -
お釈迦様は苦行を極め、身体を限界にまで追い込みました。お釈迦様について語るのに、その苦行について語らないわけにはゆきません。
しかし、苦行釈迦像を造形するには、写実性と様式性、相反する二つの要素を兼ね備えなければなりません。苦行の肉体的苦痛を表現するためには、写実的な描写が必要となります。また、お釈迦様の聖性を表すためには、様式的な描写が必要とされます。
単に、写実的な彫刻だけでは、私たちの心を打つには不足です。様式的で決まり切った聖像だけでもまた、現代の私たちには物足りなさを感じます。
現代の私たちは、古い東洋の文化をルーツに持ちながらも、西洋的な生活をしています。仏像は、西洋と東洋が出会い生まれた美術品です。苦行釈迦像は、そんな出会いの代表的な産物なのです。
解説:釈迦如来(ブッダ)
■仏教の創始者である釈迦は、梵名を「ゴータマ・シッダールタ」といい、実在した歴史的仏陀であるとともに、久遠常住の仏として「法華経」をはじめとする多くの経典の教主でもあります。慈悲と智慧の二徳を備え、文殊菩薩、普賢菩薩を脇侍とします。
■釈迦は文武に人並み優れた才能をもち、何ひとつ不自由のない生活をしていましたが、衆生の貧しい生活や世の無常を深く憂い、王位も妻子も捨てて出家しました。
数年にわたり入山修行し、断食などの苦行も行いましたが、こうした修行は決して悟りをもたらすものではないと知り、尼連禅河(にれんぜんが)で身を清め、菩提樹の下で瞑想し、まさに日が昇ろうとする暁に、ついに悟りをひらきました。この後、入滅するまで衆生のために説法し続けたといわれています。
解説:釈迦伝・・・釈迦苦行
■釈迦は、森林に住まう修行者の群に身を投じ、教えを求め、様々な師を訪ね歩きます。
しかし、満足することはできず、6年間の激しい苦行の生活を行います。死にギリギリまで近づき、断食で皮と骨だけになるほどの修行でした。
釈迦は、限界まで苦行を極めましたが、結局は苦行では悟りは開けないことを知り、苦行を捨てることにします。
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