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あらゆる障害を取り除き、財宝と知恵をもたらす…
43010-仏教仏像「聖天(ガネーシャ)」
聖天(ガネーシャ)は、元はヒンズー教の「シヴァ神」の息子であり、象の頭を持ち、人間の身体をもった象頭人身の神様です。あらゆる障害を取り除き、財宝と知恵をもたらすとされています。
特に、男女合体型の歓喜聖天は秘仏とされ、商売繁盛、夫婦和合のご利益があるとして、古来より信仰を集めています。
ご覧の通り、頭が象で身体が人間という姿に加え、定番のお姿とは異なる派手な装飾品を着飾り、独特で妖艶な雰囲気を持つ本作は、他の作品にはない、何か特別なパワーを感じさせてくれます。
丸々としたお腹や、象の顔を見ていると、福徳と財宝の神様であることに妙に納得してしまいます。遙かな高みにいる仏様に悟りの道を願うより、ガネーシャのような身近な神様に御利益を願うことのほうが、もしかすると幸福なのかも知れません…
幸運を招く神様…あなたに大いなる繁栄の力を呼び起こしてくれることでしょう。
■サイズ:高さ325mm x 幅210mm x 奥行160mm
■材質、仕上げ:黄銅、彫金仕上げ
税込価格:¥81,000
(本体価格:¥75,000)
- 販売終了いたしました -
解説:聖天(ガネーシャ)、歓喜天
■歓喜天(聖天)は、インドの古代神話では「ガナバチ」といわれ、強大な力をもつ破壊神である大自在天(シヴァ神)の息子であるといわれています。「ガナバチ」の「ガナ」は軍勢や多数を意味し、「バチ」は主あるいは所有を意味しており、父であるシヴァ神の眷属を統括する役割を担っていたとされています。
■また、古くから「ガナバチ」は、人に障害をもたらす象頭人身の鬼神「ビナヤカ」であったともいわれています。
■通常、歓喜天(聖天)の姿は、象の頭をした男女が相抱く姿で表されています。男天は「聖天(ガナバチ)」であり、女天は十一面観音が化身した姿であるといわれています。ちなみに、二天のうち、相手の足の指を踏み押さえている方が、十一面観音であるといわれています。
解説:歓喜天の由来
■では、この抱擁像がなぜ、歓喜天と呼ばれているのかというと、実は、ある神話が関係しています。
■その昔、ビナヤカ(聖天)の祟りで国中に悪い病気が蔓延した時期がありました。このとき、国中の人々が十一面観音に助けを求め、すると観音は大慈悲を垂れ、ビナヤカの女身となり、ビナヤカのところに行ったといわれています。
■ビナヤカは、その女身をみて一目ぼれし、その女身の体を求めたが、女身は仏の教えに従う約束をしないかぎり、体は許さないと言いました。
■ビナヤカは、その女身を自分のものにしたいがために、仏教守護を誓い、その女身を抱いて大歓喜を得たことから、歓喜天と呼ばれるようになった・・・といわれています。
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