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仏像販売 - 文殊菩薩


仏教の悟りの境地を男女の性愛に例えた
崇高なるエロティシズム・・・


47287-仏教仏像「文殊菩薩(歓喜仏)」


「3人寄れば文殊の智恵」などといって、『智恵の菩薩』として有名な文殊菩薩の仏像です。この仏像は、文殊菩薩が自身の妃(シャクティ)を抱く姿で表された歓喜仏(ヤブユム)です。

チベット仏教では、悟りの境地を陰陽の融合のように男女の性愛に例え、このような歓喜仏を礼拝します。世界の神秘主義にもよく似た思想がありますが、このように高度な芸術として制作されることは、とても類い希なことです。
この仏像は、そんな崇高な意味でのエロティシズムと、東洋的な精神性の融合が見事に形となった作品です。

本作は、銅の質感が十分に発揮された落ち着いた風合いの色艶が魅力的です。たいへん迫力ある造形となっており、特にご面相が美しく、思わず溜息が出てしまうほどです。まるで、ほとけ(宇宙)の叡智を体現したかのようなお姿をしたこの合体像は、抱き合う男女それぞれがほとけの方便と般若の智慧とを示しており、あらゆる二元的要素が本質的には一つであることを表現しています。

文殊菩薩は、結跏趺坐で座り、右手で利剣を振り上げ、左手で智慧の象徴でもある「般若経」の経典を持っています。これは、文殊菩薩の定番のお姿で表されており、インド・ネパール・チベットなどで最も親しまれているお姿です。本作でも、般若利剣を掲げ、凛々しい表情のその姿からは、高潔な雰囲気が漂っています。

また、文殊菩薩が右手に持つ利剣は、般若の智慧を象徴する法具として、智恵の光で無明の闇を切り開き、煩悩・怨敵を断ずるとされています。当店でも「文殊の利剣(ガドゥガ)」として販売しております。

この歓喜仏を通じて、偉大なる宇宙の英知を感じていただければ幸いです。

■サイズ:高さ250mm x 幅230mm x 奥行き150mm
■材質、仕上げ:銅造、彫金仕上げ


税込価格:¥151,200

(本体価格:¥140,000)


- 販売終了いたしました -


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解説:文殊菩薩(卯歳守り本尊)


■普賢菩薩と共に釈迦の脇侍としてひかえ、通例は 獅子にのった姿で表現されています。般若経典を編纂結集した人物がモデルであったと推定され、維摩居士との論戦はひろく知られています。
■多くの経典で、仏に説法を勧めてその相手役を務めたり、菩薩たちの代表者として現れます。諸菩薩の中でも、もっとも重要な菩薩のひとりとされています。悟りの知性的側面を象徴し、知恵第一の菩薩です。学業を助け、知恵を授けます。


47287-仏教仏像「文殊菩薩(歓喜仏)」

実物と写真によっては、仏像のデザイン・色合い等が若干異なる場合もございます。あらかじめ、ご了承ください。


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